月の出
つきので
表現名詞
標準
moonrise
文例 · 用例
二 アルベルト・アインシュタインは一八七九年三月の出生である。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
月の出が六時三十分。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
南北の流れにては月の出づるところ東岸に迫られて妙ならねど、東西の流れにては月は直に河水の水面よりさし昇るところなれば、見渡す眺めも広※として、浪に砕くる清き光の白銀を流すが如くいと長く曳きてきら/\と輝くなど、いふにいはれぬ趣きあり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
山の端に月の出汐見るともなく、比企が谷の森の方を眺むれば、目も遥かなる畦道に、朦朧として婦人あり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
その月の出の正面にかざつて、もと手のかゝらぬお團子だけは堆く、さあ、成金、小判を積んで較べて見ろと、飾るのだけれど、ふすまは外れる。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
巌穴の底も極めたければ、滝の裏も覗きたし、何か前世の因縁で、めぐり逢う事もあろうか、と奥山の庚申塚に一人立って、二十六夜の月の出を待った事さえあるんです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
晃然とあるのを押頂くよう、前髪を掛けて、扇をその、玉簪のごとく額に当てたを、そのまま折目高にきりきりと、月の出汐の波の影、静に照々と開くとともに、顔を隠して、反らした指のみ、両方親骨にちらりと白い。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
昭和十七年八月の出来事なのだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
東の空に月の出が見え始め、夜の散歩に出かけた。
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今夜の月の出は、いつもより少し遅いようだ。
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月の出とともに、あたりは幻想的な光に包まれた。
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