胆売
たんうり
名詞
標準
文例 · 用例
……ヘエ……その生胆売りの話ですか。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
これは荒瀬村字中村という山間からきたクマの胆売りの鈴木竹治という青年から聞いたものである。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
四 四つ目に住んで居た熊の膽賣りの伍助は、その日の夕刻、商賣から歸つたところを、八五郎の十手で召捕られました。
— 狼の牙 『錢形平次捕物控』 青空文庫
それに私の作つた草鞋は丈夫ださうで、山の手からわざ/\此處まで買ひに來るお客樣もございます」「それはどんな人達だ」「飛脚、人足、駕籠屋――などで、毎日江戸中を歩いて居る商人などもよく參ります」「熊の膽賣りの伍助なども來たことだらう」「へエ、あの怖い犬をつれて、よく參りました。
— 狼の牙 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「熊の膽賣りの伍助はどうして居るんだ」 平次は妙なところへ立ち還りました。
— 狼の牙 『錢形平次捕物控』 青空文庫
本所の四つ目まで、わざ/\行つて見ると、幸ひに熊の膽賣りの伍助は、汚ない長屋の奧に、自分の臍と談合するやうな恰好で籠つて居りました。
— 狼の牙 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お光を諦らめたといつたのは嘘、どうかしてお光の機嫌を取らうと、お光の戀敵のお絹を殺す氣になつたのだよ――藁細工の熊手を使ふことを思ひついたのは、熊の膽賣りの伍助の赤犬から思ひついたのだらう。
— 狼の牙 『錢形平次捕物控』 青空文庫