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手柄話

てがらばなし
名詞
1
標準
boastful story
文例 · 用例
けれども私は、彼もさすがにてれくさそうにして眼を激しくしばたたかせながら、そうして、おしまいにはほとんど不機嫌になってしまって語って聞かせたこんなふうの手柄話を、あんまり信じる気になれないのである。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
謝源と郭光はそれから一しきり、いくさの手柄話に花を咲かせて居た。
太宰治 地図 青空文庫
踊り家台の見物よりも、強飯の御馳走よりも、わたしに取ってはそれが何よりも嬉しいので、すぐにその尾について又いつもの話をしてくれと甘えるように強請むと、また手柄話ですかと老人はにやにや笑っていたが、とうとう私に口説き落されて、やがてこんなことを云い出した。
お化け師匠 半七捕物帳 青空文庫
田中君が戰地から歸つて、私の家に來た時も、戰爭の手柄話は、一言も語りませんでした。
――田中英光著『オリムポスの果實』序 田中君に就いて 青空文庫
また、将来大マラソン家になろうという野心も無く、どうせ田舎の駈けっくらで、タイムも何も問題にならん事は、よく知っているでしょうし、家へ帰っても、その家族の者たちに手柄話などする気もなく、かえってお父さんに叱られはせぬかと心配して、けれども、それでも走りたいのです。
太宰治 トカトントン 青空文庫
そしておもに手柄話か失敗話であった。
国木田独歩 鹿狩り 青空文庫
此男は正直だから、猛狒退治の手柄話は勿論、自分の大失策をも、人一倍の大聲でやツて退けた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
みよは、やめせ、やめせ、とあとで囁いた、とその男の手柄話まで添へて。
太宰治 思ひ出 青空文庫
作例 · 標準
酒の席で、彼は自分の手柄話を延々と続けた。
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いつも同じ手柄話ばかりするので、皆うんざりしていた。
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彼の武勇伝は、聞いているとまるで手柄話のようだ。
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