様平
ようたいら
名詞
標準
文例 · 用例
それからは地図と同様平凡な道であった。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
三 さても飯島様のお邸の方にては、お妾お國が腹一杯の我儘を働く間、今度|抱え入れた草履取の孝助は、年頃二十一二にて色白の綺麗な男ぶりで、今日しも三月二十二日殿様平左衞門様にはお非番でいらっしゃれば、庭先へ出て、彼方此方を眺めおられる時、此の新参の孝助を見掛け。
— 怪談牡丹灯籠 『怪談牡丹灯籠』 青空文庫
彼女は手を畳につかずに立ち上り、前同様平静な態度で退出した。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
メアリ同様平民育ち田舎娘の姉が、どうしてモンタギュ・ゴーシ卿のような海千山千の国際犯罪人の妻になったのか。
— The Golden Rose 『黄金薔薇』 青空文庫
そして、ここの松落葉や山茶花のこぼれている霜の庭を、朝起きてガラス障子越しに炬燵から見ていると、あわれここにも「今様平家」の無常がある。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
况んや此樣平穩な海上に難破船などのあらう筈は無い、無※なツ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』とビール樽のやうな腹を突出して『いや、よしんば其が眞個の難破信號であつたにしろ、此樣平穩な海上で難破するやうな船は全く我等海員の仲間以外です、何も面倒な目を見て救助に赴く義務は無いのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫