幻辞.com

とも無く

ともなく
表現
1
標準
somehow
文例 · 用例
芙※ 芙に身をまかせて動くとも動かざるとも無く水に浮べるもおもしろし。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
桃 桃は書を読みたることも無く、歌をつくるすべも知らぬ田舎の人の、年老いて世の慾も失せたるが、村酒の一碗二碗に酔ひて罪も無く何事をか語り出でつ高笑ひなせるが如し。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
谷中に住める時、庭の隅にこれの咲きたるを見出して、雨そゝぎに移し植ゑ置きしに、いつとも無く皆亡せたりき。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
「おや、おかやちゃん、あんた、甚三さんに、見惚れて居なはるな、甚三さん、おかやちゃんがな、このお嬢ちゃまがな、お前さんの笛の音が、大好きでな、毎晩々々、それはそれは、熱心に聞きとて居なはることよ、な」 婆やの、このおしゃべりが終った時、甚三はまた、誰にということも無く例の笑いを、にっと現わした。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
何処とも無く糸車を繰る音、それに交って水車の音。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
」ということに就いて頭を惱ましながら、實際何一つ爲出來すことも無く、他から見ると唯ブラ/\と日を暮してゐた。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
さればと謂つて、審判官となツて、一家の爲に何れとも話を纒めるといふことも無く、のんきに高處の見物と出掛けた。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
結婚したばかりの頃、夫と二人で新宿を歩いて、おでんやなどにはいり、お酒を飲んでも、夫はすぐ真赤になってだめになりますが、私は一向になんとも無く、ただすこし、どういうわけか耳鳴りみたいなものを感ずるだけでした。
太宰治 おさん 青空文庫
作例 · 標準
窓の外を眺めていると、どこからとも無く花の甘い香りが漂ってきた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
深夜、誰に言うとも無くため息をつきながら、書類を整理し続けた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
焚き火の炎をいつまでとも無く見つめているうちに、心が落ち着いてきた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
とも無く(ともなく) — 幻辞.com