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流眄

りゅうべん異読 りゅうめん
名詞
1
標準
sidelong glance
文例 · 用例
あいつは何時も俺に流眄ばかり遣つてる。
中原中也 山間秘話 青空文庫
この奇妙さがふたたびリゼットへ稼業に対しての、冒険の勇気を与えて彼女は毎夜のような流眄を八方に配り出した。
岡本かの子 売春婦リゼット 青空文庫
眼については、流眄が媚態の普通の表現である。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
流眄、すなわち流し目とは、瞳の運動によって、媚を異性にむかって流し遣ることである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
ストーヴに暖められ、ピアノトリオに浮き立って、グラスが鳴り、流眄が光り、笑顔が湧き立っているレストランの天井には、物憂い冬の蠅が幾匹も舞っていた。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
どこまでも人を凌いだ仕打な薬売は流眄にかけて故とらしゅう私を通越して、すたすた前へ出て、ぬっと小山のような路の突先へ蝙蝠傘を差して立ったが、そのまま向うへ下りて見えなくなる。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
) 白痴が泣出しそうにすると、さも怨めしげに流眄に見ながら、こわれごわれになった戸棚の中から、鉢に入ったのを取り出して手早く白痴の膳につけた。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
百人長は毛脛をかかげて、李花の腹部をむずと蹈まえ、じろりと此方を流眄に懸けたり。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
作例 · 標準
彼は意味ありげな流眄を送り、彼女の反応をうかがった。
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能の舞台で、シテがふと見せた流眄に、観客は息をのんだ。
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彼女は怒りを込めた流眄で、無礼な男をにらみつけた。
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2
標準
flirtatious glance
作例 · 標準
彼女は気になる男性に、恥じらいながらも甘い流眄を送った。
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酒場の女は、客の気を引こうと、色っぽい流眄を投げかけた。
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彼は彼女からの流眄に気づかないふりをしたが、内心はドキドキしていた。
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