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懐的

ふところてき
名詞
1
標準
文例 · 用例
(急に述懐的に)三年間――長い三年だったなあ。
――十四の場面―― 安重根 青空文庫
次第に述懐的に)そうだ、僕の家に塾があってねえ、あのポグラニチナヤの趙康英や、ハルビンの金成白、それに僕の弟の安定根と安恭根など、みんな一緒に漢文を習ったものさ。
――十四の場面―― 安重根 青空文庫
』 私があわてて、そのほんとの正真正銘の日本人なることを力説し主張すると、かれパブスト老は急に述懐的口調になって、『しばらく日本人を見ませんでしたよ。
虹を渡る日 踊る地平線 青空文庫
無論民謡的にひろがり得る性質の歌だから、「君」をば男にして女の歌と解釈することも出来るが、やはり老人の述懐的な恋とせば男の歌とする方が適当ではなかろうか。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
――全軍の中堅たる部将一同に、ここで天地神明にかけての誓いをなさしめるべくは、さっきからの光秀の言は、余りに述懐的だし、理論にわたり過ぎているし、また反対に、感傷に紊れている。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫
209   1.彼は善美なりし往時を述懷する[想ひ起す意味もあれば:又この方がむしろ普通ですが、追懷的に言及する意味もあります]Man tanzt,に就て:必ずしも「誰かが」踊つてゐるの意のみならず「皆が」「吾々が」「私が」「お前が」etc. の場合にも用ひることに關して注意を喚起されたし。
關口存男 新獨逸語文法教程解説 青空文庫