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一塩

ひとしお
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #28467 · 青空 10
1
標準
slightly salted
文例 · 用例
将門の方でも、其義ならば伯父とは云へ一塩つけてやれと云ふので出動した。
幸田露伴 平将門 青空文庫
将門は一塩つけられて怒気胸に充ち塞がつたが、如何とも為ん方は無かつた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
彼女はその時偶然口に上った一塩にした小鰺の焼いたのを美味いと云ってしきりに賞めた。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
こんなくだくだしい会話を、僕がなぜ覚えているかと云うと、僕はその時母の顔に表われた、さも満足らしい気持をよく注意して見ていたからであるが、もう一つは僕が母と同じように一塩の小鰺を好いていたからでもある。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
○鰺の姿鮓は小鰺を丸のまま中骨を抜き一塩になし半日ほど置きて一旦酢にて洗いたる後甘酢へ漬おき別に炊たての飯へ酢と塩と砂糖とを適宜に混ぜ堅く握りて前の鰺の腹へ入れ二、三時間押しをして食すなり。
秋の巻 食道楽 青空文庫
腹を割いたならば、そこへ一塩をなすって置けば、一層よろしい。
佐藤垢石 蜻蛉返り 青空文庫
また一夜、一塩に漬けて置いた鰡を、翌日風干しに干して、焼いて食べると、甚だいける。
佐藤垢石 蜻蛉返り 青空文庫
これを漁師は、一塩漬けの日陰干しにして山女魚の餌に使うのであるが、人が食べてはうまいものではない。
佐藤垢石 冬の鰍 青空文庫
作例 · 標準
新鮮な鯛を三枚に下ろし、軽く一塩をしてから一晩寝かせる。
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朝食に添えられた一塩の鮭は、炊き立てのご飯に実によく合う。
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干物にする前に一塩を振ることで、魚の旨味がぐっと凝縮される。
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