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どろり

どろり
副詞副詞-と
1
標準
thick (of a liquid)
文例 · 用例
どろりとした黒い藥でね、こいつあ、強い藥なんだ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
地平線に近く夕立雲が渦を巻き返して、驟雨の前に鈍った静かさに、海面は煮つめた様にどろりとなって居る。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
」 と、片頬夕日に眩しそう、ふくれた片頬は色の悪さ、蒼ざめて藍のよう、銀色のどろりとした目、瞬をしながら呼んだ。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
トンネルの暗闇に彗星でも出て見ろと、クツシヨンに胡坐で、湯呑につぐと、ぷンとにほふ、と、かなで書けばおなじだが、其のぷンが、腥いやうな、すえたやうな、どろりと腐つた、青い、黄色い、何とも言へない惡臭さよ。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
繃帶を覗いた唇が、上下にべろんと開いて、どろりとして居る。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
堪らず袖を巻いて唇を蔽いながら、勢い釵とともに、やや白やかな手の伸びるのが、雪白なる鵞鳥の七宝の瓔珞を掛けた風情なのを、無性髯で、チュッパと啜込むように、坊主は犬蹲になって、頤でうけて、どろりと嘗め込む。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
どろりとした黒い薬でね、こいつあ、強い薬なんだ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
それから人さし指をゴムのりのかんの中につっこんで、どろりとしたよいにおいのするやつをつぎのゴムとチューブの穴のある個所にぬらぬらとぬる。
新美南吉 空気ポンプ 青空文庫
作例 · 標準
温かいスープは、どろりとしていて体が温まった。
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煮詰めたカレーは、どろりとしたルーが食欲をそそる。
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「このジャム、どろりとしてて美味しいね!」と彼は言った。
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