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ら抜き

らぬき
名詞
1
標準
'ra'-removed
文例 · 用例
ようやく、私はいちまいの紙幣をポケットから抜きとり、それを十円紙幣であるか五円紙幣であるか確かめてから、女給に手渡すのである。
太宰治 逆行 青空文庫
まず鵞鳥の臓腑を頭から抜き取る。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
」 と唇を横舐めずって、熊沢がぬっと突出した猪口に、酌をしようとして、銅壺から抜きかけた銚子の手を留め、お千さんが、「どうしたの。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
墓掘りの男はほかの墓から抜き取ったいばらや雑草を、そこに投げすてることでしょう」第二十夜「ローマから、わたしは来ました」と、月が言いました。
BILLEDBOG UDEN BILLEDER 絵のない絵本 青空文庫
眺めようによっては雲海から抜き出ている山の頭が揃って南の方へいざっているようにも取れます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
すぐ随いて上り、見れば枕元には本棚から抜きだした本が堆高く積み重ねられてあり、おまけにその頂上にきちんと畳んだ寝巻をのせ、その寝巻の上へ床の間の菊の花と鉛筆と蜜柑が置かれてあつた。
織田作之助 六白金星 青空文庫
老訓導は重ねて勧めず、あわてて村上浪六や菊池幽芳などもう私の前では三度目の古い文芸談の方へ話を移して、暫らくもじもじしていたが、やがて読む気もないらしい書物を二冊私の書棚から抜き出すと、これ借りますよと起ち上り、再び防空頭巾を被って風のように風の中へ出て行った。
織田作之助 世相 青空文庫
そして、正勝はその手を胸から抜き取らせると、今度は蔦代の死体を右手に支えながら左の手で喜平の死体を半起こしにして、二つの死体を組みつかせるようにした。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
作例 · 標準
彼の書いた報告書はら抜きが多く、上司から正式な文書には不適切だと書き直しを命じられた。
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日常会話では気にならないが、面接の場で「見れる」というようなら抜きを使ってしまわないか心配だ。
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最近の若い世代の間ではら抜きが定着しており、言葉の変化として容認する意見も増えてきている。
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