元はと言えば
もとはといえば
表現
標準
when it comes to the cause
文例 · 用例
それもこれも元はと言えば、バクチが好きのさせたわざ――、たった三十両の端た資本に目が眩みまして、何ともはや面目次第もごぜえませぬ。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
やがて、一口召上って、御独語のように、「然し、元はと言えば乃公の過りさ。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
自分には、元はと言えば、そのことから、戸部近江之介と鞘当てになって、こんにちこんなようなことになったほどの、伊豆屋の娘のお園、改名して園絵という、思い思われた妻があるのである。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
元はと言えば門弟共の啀み合いからであったが、互に若気の至り、引くに引かれぬ意地ずくになって、出逢い頭に果し合いをしてしまったものだ。
— 野村胡堂 『禁断の死針』 青空文庫
甚伍 なにさ、私も元はと言えば百姓だ。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
これほどの貧乏に陥るのももとはといえば何んといっても父の不精から起ったことだと、苦しいにつけ、辛らいにつけ、おせいは父を恨めしく思う気持になるのだったが、眼前世の中が力にあまって、当惑しているような父の姿を見ると、母も母だ、兄も兄だという心が起った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
わたしの呪いももとはといえば、娘の望みを遂げさせ度さの親心と、仏はみそなわされた。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
坂田はんをこんな落目にさせたのは、もとはといえば皆わてからやと、かえって同情してくれて、そしていろいろあった挙句、わてかてもとをただせばうどん屋の娘やねん。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
作例 · 標準
元はと言えば、彼が遅刻したせいで会議が長引いたんだ。
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私たちの仲が悪くなった元はと言えば、あの小さな誤解だった。
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この問題が起きた元はと言えば、最初の計画に不備があったことだろう。
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