昆虫館
こんちゅうかん
名詞
標準
文例 · 用例
「もしご存知でございましたら、昆虫館までお届けください」 するとどうだろう、それに続いて、老人の声が聞こえて来た。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
「昆虫館とは何んだろう?
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
「と云うのは、他でもない、江戸の四方五十里の内に、昆虫館という建物があり、永生の蝶と云われている雌雄二匹の蝶がいて、神秘の伝説を持っているそうだ。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
「で、お父様、昆虫館は、どの辺にあるのでございましょう」「云ったではないか、江戸を中心に、五十里以内の所にあると」「確かなあり場所は解りませんので?
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
」「そうだよ、解っていないそうだ」「鉄拐夫人が方術師なら、方術を用いて昆虫館のあり場所、すぐにも探し出してよさそうなもので」「だからよ、彼奴め、贋方術師さ」ここで清左衛門は眉をひそめたが、「もっとも彼奴め、こんなことを云ったよ。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
アッハッハッハッ何を云うやら」「昆虫館の持ち主は?
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
あっちでもこっちでも昆虫館!
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
ひょっとかするとあの声の主が、その昆虫館という建物の、持ち主などではあるまいかな。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫