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馬穴

バケツ
名詞頻度ランク #14120 · 青空 0
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文例 · 用例
裏口からじゆんが馬穴に水を入れて、下げて入つて來た。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
縁側には、七輪や、馬穴や、ゆきひらや、鮑の植木鉢や、座敷は六|畳で、押入れもなければ床の間もない。
林芙美子 風琴と魚の町 青空文庫
彼女は急にせわしそうに、台所に立って行くと、馬穴をさげて井戸端へ水を汲みに出た。
林芙美子 魚の序文 青空文庫
「そんなにゴタゴタしないで、風呂敷へでも包んでしまえよ」「ええでもこうやって、馬穴をさげて行こうかと思っているのよ」 私達が初めて所帯を持った二階借りの家から、その引越し先の屋敷跡へは、道程から云うと、五丁ばかりもあったであろう。
林芙美子 清貧の書 青空文庫
なか子は、打水をするやうな様子をして、家主の神さんや、問屋の番頭が来はせぬかと、冷々しながら屑屋が帰へつて行くまでは、馬穴をさげて溝板の上をざぶざぶ濡らして歩いてゐた。
林芙美子 朝夕 青空文庫
何処へも行けやしないし馬穴持つて逃げたら、お父さんつてばね、あの時になつて、私を橋の上から突きおとしたンですからね」 継母はばらばらと涙をこぼして、忍び泣きをしてゐる。
林芙美子 瀑布 青空文庫
より江はつまらなそうに、店先へ出て、店に並べてある笊や鍋や、馬穴なぞを、ひいふうみいよおと数えてみました。
林芙美子 青空文庫
小僧ッ、馬穴をやるから足を洗って その鉄梯子から上って来な」 ガレージの隅がほのあかるくなった。
林芙美子 泣虫小僧 青空文庫