当体
とうたい
名詞
標準
文例 · 用例
ここの仏をいい換えれば、本当にこの自分を形作り、この世に出した宇宙の根本生命の当体だというのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
これこそ心の当体だぞと実地のやり方で体験的に示したのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
(五)兼中到これは、以上のような差別を行っても差別に捉われず、平等を行っても平等に捉われず、しかもいつでも適切にどちらでも使える用意のある当体。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この真理は、始めもなく終りもなく、行き亘らぬ隈もなく、歴々堂々として万物を支え、万物を活かし、万物をそのものであらしめておる当体であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
真理|当体というものは、もっともっと奥に在って宇宙活機の根元を掴み、不生不滅、不増不減、霊々昭々として湛えております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
だが、智慧によって宇宙の生命の当体を直接に捉えたのではない。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
宇宙生命の当体というものは、人間有限の脳力で捉えられるような小さなものではない。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この故に夢の体の成立原因、即ち夢の当体を組織するところのものは、明らかに心理より来るが、夢を結ぶ根本のものは、生理がそうさせるのだと云える。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫