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暗々裏

あんあんり
名詞名詞-の形容詞
1
標準
secretly
文例 · 用例
人々は暗々裏にそれに脅かされている。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
さてカントが継起するものは総てそれがある規則に従って結果する処のものを予想すると云う時継起の全体の個々の出来事に又先行するものの全体が個別的に区別されうる個々の関係にほごしうるということを暗々裏に予想している。
戸坂潤 カントと現代の科学 青空文庫
しかれども吾輩はこの新論派が著明なる形体を備えたることを見ず、ただ当時の実状を回想して暗々裏にその跡を認めたるに過ぎざるなり。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
さうして自分は暗々裏に小さい蟻の贔負をした。
斎藤茂吉 三年 青空文庫
そうして詳細な考察の結果を暗々裏に前提としつつ、かかる問題に対して処すべき最も簡要な一点をすぱりと取り出して見せるのである。
和辻哲郎 孔子 青空文庫
それに対して後者は、糸を染めて掛けた光景を暗々裏に示唆しないでもないが、しかし必ずしもその比喩によって表現しているのではない。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
この儒教への信頼(恐らくは道に対する孔子の情熱との共鳴)が、彼をして暗々裏に俗人の世界の道徳原理を認めしめ、ついに右のごとき不徹底な立場に立たしめたのであろう。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
所謂受験地獄が、受験児童自身の意志からではなくて、却って親達の意志から強制されるのだという自覚を親達は暗々裏に有っているので、この本能的な義憤は愈々劇しい形を取るのだ。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗々裏について考えている。
暗々裏という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗々裏の意味を理解している。
この文には暗々裏が含まれている。