茯苓
ぶくりょう
名詞
標準
Poria cocos (species of basidiomycete used in Chinese medicine)
文例 · 用例
万豪和尚より習ひ覚えしといふ奈美女の優れたる竹抱、牛血、大蒜、人参、獣肝、茯苓草のたぐひを浴びるが如く用ふれども遂に及ばず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
そしてそのなかから詩味の和やかなのを見つけると、丁度人参や茯苓の口当りが甘いのに出会つたやうに、また格調の激越なのを目にすると、まるで薑や肉桂の辛烈舌を刺すやうなのを味はつたやうに、どちらも内臓を癒すにききめが少くない。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
で、事の仔細を訊いてみると、蘇生つた二人は、袖のなかから茯苓を取り出して以前の朋輩に与へたのみで、別に何も語らうとしなかつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
これでみると、菖蒲の根、棗の実、また茯苓といつたやうなものが、他の薬草と同じやうに長生の薬として愛用せられたことは推量するに難くはない。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
または短夜や八声の鳥は八ツに啼く茯苓は伏しかくれ松露は露れぬ 思古人移竹去来去り移竹移りぬ幾秋ぞのごとく文字を重ねかけたるもあり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
鼠色の道服を着し、茯苓突きの金具を杖の代りにして立っていた。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
または短夜や八声の鳥は八ツに啼く茯苓は伏しかくれ松露は露れぬ思古人移竹去来去り移竹移りぬ幾秋ぞの如く文字を重ねかけたるもあり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
兵書には蝮蛇、茯苓、南天の實、白蝋、虎の肉などを用ひ、一丸よく數日の餓を救ふと言はれて居る」「へエ――」 平次は開いた口が塞がりません。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
漢方薬局で処方された薬には、精神を落ち着かせる効果がある茯苓が含まれているそうだ。
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茯苓はマツの根に寄生するキノコの一種で、古くから利尿作用や滋養強壮に用いられてきた。
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最近どうも胃腸の調子が優れないので、茯苓が配合された煎じ薬を毎晩飲んでいる。
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