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爪の垢

つめのあか
表現名詞
1
標準
dirt under one's fingernails
文例 · 用例
あいつらはただ、自分の品位を落しやしないか、それだけを氣にしてわくわくして、さうして妙に客を警戒して、ひとりでからまはりして、實意なんてものは爪の垢ほども持つてやしないんだ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
娘の神が神としていちばん大事な修業をする間、少しでも娘の気を散らさないよう、爪の垢ほどの穢れを持来さしめぬよう心懸けて呉れるのがほんとの親子の情だといった。
岡本かの子 富士 青空文庫
厭味とか憎気とかいう所は爪の垢ほどもなかった。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
わいら、うらの爪の垢なりと煎じて飲んどけい。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
客の前で、爪の垢をほじくり出すなんて。
太宰治 眉山 青空文庫
あいつらはただ、自分の品位を落しやしないか、それだけを気にしてわくわくして、さうして妙に客を警戒して、ひとりでからまはりして、実意なんてものは爪の垢ほども持つてやしないんだ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
勝治は父に似ず、からだも大きく、容貌も鈍重な感じで、そうしてやたらに怒りっぽく、芸術家の天分とでもいうようなものは、それこそ爪の垢ほども無く、幼い頃から、ひどく犬が好きで、中学校の頃には、闘犬を二匹も養っていた事があった。
太宰治 花火 青空文庫
彼はラスプーチンのような顔をして、爪の垢を一杯ためながら下宿の主婦である中年女と彼自身の理論から出たらしいある種の情事関係を作ったり、怪しげな喫茶店の女給から小銭をまきあげたり、友達にたかったりするばかりか、授業料値下げすべしというビラをまくことを以て、主義に忠実な所以だとしている阿呆であった。
織田作之助 青空文庫
作例 · 標準
毎日泥だらけになって遊ぶ子供の爪の垢を、お風呂で綺麗に洗ってあげる。
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顕微鏡で爪の垢を観察したら、たくさんの細菌がいて驚いた。
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「まずはその爪の垢を綺麗にしてから、料理を手伝いなさい」
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2
標準
shred (of decency, etc.)
作例 · 標準
彼は優秀な兄の爪の垢ほども才能を受け継いでいないと卑下している。
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「あの人の誠実さの爪の垢でも煎じて飲めば、少しはマシになるんじゃない?」
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彼の勇気ある行動を前にして、自分の臆病さが爪の垢ほども情けなく感じた。
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