精神分析学
せいしんぶんせきがく
名詞
標準
(study of) psychoanalysis
文例 · 用例
専門の心理学者ことに精神分析学者の目で連句の世界を見渡せばまだまだおもしろい問題や材料は数限りもなく得られるであろうと想像される。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
精神分析学にも造詣が深いと言われる安宅先生がこれしきの心理の曲折を識らないわけもございますまいに、ぬけ/\とこれを葛岡に押し付けてさせるところをみれば、わたくしは先生に何か他に別な意趣があるとよりしか思われません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ファイロ・ヴァンスも大抵の探偵と同じように何でも知っている頭のよい紳士だが、特に彼の武器として珍しいのは心理学、なかんずく、精神分析学だ。
— 平林初之輔 『ヂユパンの癖とヴァンスの癖』 青空文庫
「心理試験」では精神分析学を応用して、たくみにたくんだ犯人に自白させている。
— ――特に江戸川乱歩氏に就て―― 『日本の近代的探偵小説』 青空文庫
× ルノルマンが、精神分析学や相対性原理を作中に活用しているのはキワモノ師的であるが、それを活用したためその作が神秘的となり猟奇的となっているのは猟奇趣味者に執りては有難いことであろう。
— 国枝史郎 『他界の味其他』 青空文庫
あのダーウィンの進化論と、あのフロイドの精神分析学と、あの日蓮の折伏主義とを、混和させたような同氏の思想が、探偵小説に盛られたなら、新機軸を出すに相違無い。
— 国枝史郎 『探偵小説を作って貰い度い人々』 青空文庫
江戸川氏は例に由って名文を以て、平林氏は厳密の解剖を以て、森下氏は素晴らしい事情通を以て、甲賀氏は温和な人情味とフロイドの精神分析学とを以て。
— 国枝史郎 『又復与太話』 青空文庫
だから、特に縊死を醜いとも思わぬが、縊死する瞬間に起こるであろう苦しい感じ、いわば生き埋めの時に起こるであろうところの恐ろしさ、かの精神分析学者のいわゆる、子宮内にとじこめられて居たときに得た恐怖その恐怖感の起こるのが、如何にも忍び得ないのだ。
— 小酒井不木 『ある自殺者の手記』 青空文庫
作例 · 標準
精神分析学を文学批評に応用し、作者の潜在意識が作品にどう反映されているかを探る。
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大学のゼミで、ラカンの精神分析学に関する難解な論文を読み解く。
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精神分析学は科学的根拠が乏しいという批判を受けることもあるが、人文学への影響は絶大だ。
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ウィキペディア
精神分析学 は、ジークムント・フロイトによって創始された人間心理の理論と治療技法の体系を指す。広義には、フロイト以後の分派を含めた理論体系全体も指す。
出典: 精神分析学 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0