鼻っぱし
はなっぱし
名詞
標準
aggressiveness
文例 · 用例
」 痩形の、小柄の、巾着切りか刑事見たいな、眼が迫って険しい、青いしゃっ面の、四十前後の、それは鼻っぱしの恐ろしい番頭君が、蟷螂さながらの敷居際の構えで、ヤッと片手の利鎌を振り立てた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
独りっ子のうえに、からだが弱いからとあって親がしたい放題に甘やかしておくものだから、レムは、意気地がないくせに妙に鼻っぱしのつよい、しじゅう顔いろを変えてはしゃぎ切っている、おちつきのない子だった。
— テムズに聴く 『踊る地平線』 青空文庫
七月七日(金曜)晴 風強 鼻っぱしの強いのと、精神の強いのとは違う。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
けれども、只鼻っぱしの強いだけでは、その鼻が折れたとき、一層強く深く現状にはまり込む。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
デモ倉や、プロ亀ときては、新しい方へ頭をつっこんで、かなり鼻っぱしが強いかと思うと、風向き次第で、からっきし腰が据っていない。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ところが今時の半畳屋と来た日にゃ、下等でお話にならねえ、時代が変っているのに頭がなくて、鼻っぱしだけがイヤに強く、人のイヤがるようなことをいえば、それで抉ったつもりでいる。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「こん畜生」と言って米友は、その鼻っぱしを左の手で、かっ飛ばそうとして、はじめてその動物の鼻っぱしの強いことに、一驚を喫しました。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
全国的にそのトバへ面の変った鼻っぱしの強いバクチ打ちが集まって、ずいぶんタンカを切るそうだ。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼はかなりの鼻っぱしだが、仕事の腕は確かだ。
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若い頃の私には、周囲の意見を聞かない鼻っぱしがあった。
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その新入社員は、いい意味で鼻っぱしが強く、すぐに頭角を現した。
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