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イニシアチブ

いにしあちぶ
名詞
1
標準
文例 · 用例
比較的に健全なる生を有する中間階級がイニシアチブを取って、被征服階級の救済の名の下に、その援助をかりて事を挙げる。
大杉栄 生の拡充 青空文庫
過度の書物依頼主義にむしばまれる時は創造的本能をにぶくし、判断力や批判力がラディカルでなくなり、すべての事態にイニシアチブをとって反応する主我的指導性が萎えて行く傾向がある。
――いかに書を読むべきか―― 学生と読書 青空文庫
国家も社会もイニシアチブがあるものではない。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
アメリカまたはアメリカ資本主義またはアメリカ帝国主義(と彼らのいうもの)などに反対したいために、そのアメリカのイニシアチブのもとに、遂行されるかもしれない戦争と戦争準備のいっさいに反対するという反対者です。
三好十郎 清水幾太郎さんへの手紙 青空文庫
二十三日の晩のことも、今夜のことも、いつもお嬢さんがイニシアチブを取り、僕は黙ってそれに喰っ着いて行ったまでです。
谷崎潤一郎 青空文庫
実は、その日になると、俺は何時でも壁を打つことで、隣りの同志にイニシアチヴを取られてしまうのだ。
小林多喜二 独房 青空文庫
五 相互選択と男性のイニシアチヴ 青年男女はその性の選択によって相互に刺激し合い、創造と淘汰との作用がおのずと行われる。
――恋愛―― 学生と生活 青空文庫
そこで青年たちは断然相互選択にイニシアチヴをとって「愛人教育」をやる気でなくてはならぬ。
――恋愛―― 学生と生活 青空文庫