瀬戸
せと
名詞頻度ランク #16794 · 青空 1362 例
標準
strait
文例 · 用例
そこには笹竹や芹などの雑草が生え、塵芥にまみれて捨てられてる、我楽多の瀬戸物などの破片の上に、晩春の日だまりが力なく漂っているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
危え瀬戸際だったよ、だが、小癪な小僧だよ。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
こんな風だったから、瀬戸内海などを航行する時、後ろから追い抜こうとする旅客船や、前方から来る汽船や、帆船など、第三金時丸を見ると、厄病神にでも出会ったように、慄え上ってしまった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
彼女は、瀬戸内海を傍若無人に通り抜けた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
ギアー(舵器)を廻してから三十分もして方向が利いて来ると云うのだから、瀬戸中で打つからなかったのは、奇蹟だと云ってもよかった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
何とも知れない鳥の声が、瀬戸物の破片を擦り合すような鋭い叫声を立てている。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
その白い岩になった処の入口に、〔プリオシン海岸〕といふ、瀬戸物のつるつるした標札が立って、向ふの渚には、ところどころ、細い鉄の欄干も植えられ、木製のきれいなベンチも置いてありました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
あの蒼白いつるつるの瀬戸でできているらしい立派な盤面の時計です。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
作例 · 標準
潮の流れが速い瀬戸を通過する際、船体は大きく左右に揺れ動いた。
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橋の上から瀬戸を眺めると、複雑な渦潮が巻いているのがはっきりと見えた。
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この瀬戸は古くから交通の要所として、多くの商船が行き交ってきた。
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