例刻
れいこく
名詞副詞
標準
the regular time
文例 · 用例
主は疾に会社に出勤せし後にて、例刻に来れる髪結の今方|帰行きて、まだその跡も掃かぬ程なり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
次の日も例刻になれば狂女は又|訪ひ来れり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
槍は降りても必ず来べし、と震摺れながら待たれし九日目の例刻になりぬれど、如何にしたりけん狂女は見えず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
あくる日は約束だから、天長節にもかかわらず、例刻に起きて、学校へ行くつもりで西片町十番地へはいって、への三号を調べてみると、妙に細い通りの中ほどにある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
四 時雄は例刻をてくてくと牛込矢来町の自宅に帰って来た。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
二三日|経って後、時雄は例刻に社から帰って火鉢の前に坐ると、細君が小声で、「今日来てよ」「誰が」「二階の……そら芳子さんの好い人」 細君は笑った。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
翌日は学校が午ぎりだから例刻を待ちかねて麻布まで車代二十五銭を奮発して老人に逢って見る。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
作例 · 標準
夜行列車は、雪の影響を受けることもなく例刻通りに終着駅のホームに滑り込んだ。
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彼は毎朝例刻になると、決まって同じ喫茶店の同じ席でコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。
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会議は例刻に開始されたが、予定の時間を過ぎてもなかなか結論が出なかった。
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