草道
くさみち
名詞
標準
文例 · 用例
父はいろいろの骨董道楽をしただけに煙草道具にもなかなか凝ったものを揃えていた。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
彼らはいずれも、古手拭と煙草道具と背負い繩とを腰にぶら下げていた。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
御馳走は何もない、橙湯をあげる、そして何かと話して、たそがれの草道で別れた、お互にたつしやでうまい酒をのむやうになりたい、至祷々々。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
彼は煙草道楽と見えて、今日は大きな丸い雁首のついた木製の西洋パイプを口から離さずに、時々思い出したような濃い煙を、まだ火の消えていない証拠として、狼煙のごとくぱっぱっと揚げた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
二 アカシヤやブナやハクヨウが一面に深くしげつて、わけて行く草道は、ともすれば人の肩を没するほどそれほど深かつた。
— 田山録弥 『草道』 青空文庫
仙人にして名医薬草道人「何んと萩原仁右衛門殿、ここに書かれた老人を貴殿お見知りはござらぬかな?
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
」 すると仁右衛門は首を延ばし、じっと画面を眺めたが、「存じております、薬草道人様で」「おお、さてはご存知か?
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
しかと薬草道人には、この山中においででござるな?
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫