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刷り物

すりもの
名詞
1
標準
printed matter
文例 · 用例
少年雑誌やおとぎ話の本などというもののまだ一つもなかった時代では、こんな粗末な刷り物でも子供には珍しかったのであろう。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
私はかつて独逸のペッヒシュタインという画家の「市に嘆けるクリスト」という画の刷り物を見たことがあるが、それは巨大な工場地帯の裏地のようなところで跪いて祈っているキリストの絵像であった。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
「おい、黒川、お前んとこさも刷り物を※して來たらうが……お前、もう行つて見たんか。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
毎日寄って来る人たちは、店にならべた椅子|卓子によって、趣意書や規則書のような刷り物の原稿を書いたり、基金や会員募集の方法を講じたりした。
徳田秋声 足迹 青空文庫
基金はまだ刷り物に書き入れてある額に達していなかった。
徳田秋声 足迹 青空文庫
予め刷り物にしてある堂々たる宣言文が、ほゞ、そのまゝの形で伝へられるらしく、村民たちは、首をかしげて一語一語に聴き入つてゐる。
岸田國士 従軍五十日 青空文庫
土地の古老が採集したこの地の神楽歌の刷り物をもらってきたが、意味不明の言葉は土地土地で銘々勝手に変えてしまったような部分も多く原形の見当もつかないし、どれが正しいかも分らないと云う話であった。
第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 安吾新日本風土記 青空文庫
知人のもとに刷り物の死亡通知と葬式の案内状が発送されたが、そこには式の次第がちゃんと書いてある。
その十五 赤罠 明治開化 安吾捕物 青空文庫
作例 · 標準
明日のイベントで配布する刷り物が、ようやく印刷所から納品された。
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江戸時代、庶民は瓦版などの刷り物から最新のニュースを得ていた。
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古い蔵の中から、珍しい絵入りの刷り物がたくさん見つかった。
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