根部
こんぶ
名詞
標準
文例 · 用例
トルコのソリマン二世一日睾丸抜いた牡馬が戯るるを睹、宦者も丸を去ったばかりでは不安心とて、その根部を切り尽さしめ後帝世々その制を沿襲した。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
(8)mansarde ――フランスの古風な建築によくある二重|勾配屋根、あるいはその下にある屋根部屋を言う。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
これじゃ寒くてやりきれないんですもの」「お前さんの荷物はみんな屋根部屋の方へ片づけさせておいたから、何処かにあるだろうよ。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『碧眼』 青空文庫
彼女は饑じさを紛らして寝かしつけようと思って、赤ん坊を揺ぶったりあやしたり、子守唄をうたったりしながら、狭苦しい屋根部屋をあちこちと歩きはじめた。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『小さきもの』 青空文庫
第五階とことわりがきのしてあるところを辿ってホテルの窓を下からのぼって見ると、屋根部屋のすぐ下に当る。
— 宮本百合子 『中條精一郎の「家信抄」まえがきおよび註』 青空文庫
屋根部屋の窓から光が差して、寝台の裾から床に蒼白い月光の湖を作っていた。
— 宮本百合子 『顔』 青空文庫
それは、幼年期の地形の場所では、道路はそこの尾根部に開かれるのが普通であります。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫
もっとも尾根部といっても、幼年期の地形では谷はごく狭く、そこの谷底はほとんど全部河床となっており、両岸もまた絶壁に近いような急斜面であるのに、かえって尾根部には広い平坦面さえ持っているからであります。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫