暴れだす
あばれだす
動詞-五段-サ行
標準
to grow restive
文例 · 用例
誰か俺の体をおさえていてくんな、俺が暴れだすといけないから……」 と、たいへんな騒がはじまった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
おれは狂人のやうに暴れだすところだつたが、大勢の者に抑へつけられてしまつた。
— ZAPISKI SUMASHEDSHAWO 『狂人日記』 青空文庫
さてここにたつたひとつの心配といへば、この気違が泡盛飲むといふことだが、こればつかりはいかさま婆羅門の秘巻によつて修養つんだ御人であらうが、なんのはづみで暴れだすか知れたものではないのである。
— 坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 青空文庫
それはいつもきまって、何かひどく暴れだす前にそうなるのでした。
— TUPEJNYJ HUDOZHNIK 『かもじの美術家』 青空文庫
浅黒い筋金入りともいうべき身体と、いつも暴れだす用意のある底のすわった眼付で世間に立ちむかい、長い間、人知れぬ苦闘をつづけてきたので風格に確固としたヴァリュウがつき、六十歳を越えていると見ぬける人間はそう沢山はいなかったが、どうしたのか、最近、気持になんとなく違和ができて会社へ出る気もしない。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
さぞ苦しがって今に暴れだすだろうと思っていたのが、これじゃアさっぱりおもしろくないから、竹田の失望は小さくございません。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
聞けばお渡御のすむ一刻ほどのあいだは、全町まっ暗にしてしまうということだが、そんな暗闇の中で斬ってかかれるわけのものじゃないから、暴れだすとするならお渡御がすんで篝がついてからか、ひとの顔が見えるようになった白々明けにちがいない。
— 猫眼の男 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
したがって暴れだすと手に負えないから、たいていの者が泣きねいりということになった。
— 山本周五郎 『女は同じ物語』 青空文庫
作例 · 標準
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