昇降口
しょうこうぐち
名詞
標準
entrance
文例 · 用例
彼はS子の後から昇降口の方へ歩み寄つた、――ピヨツとS子は運転台の方へ走つて行つた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
」その人はまたていねいに礼をして目で三郎に合図すると、自分は玄関のほうへまわって外へ出て待っていますと、三郎はみんなの見ている中を目をりんとはってだまって昇降口から出て行って追いつき、二人は運動場を通って川下のほうへ歩いて行きました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
先生はお日さまがまっ正面なのですこしまぶしそうにしながら号令をだんだんかけて、とうとうみんなは昇降口から教室へはいりました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
昇降口からはいって行きますと教室はまだしいんとしていましたが、ところどころの窓のすきまから雨がはいって板はまるでざぶざぶしていました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
婆やは客車の昇降口のすぐそばまで来てまごついていたのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 五|分間停車と聞いて、昇降口を、峠の棧橋のやうな、雲に近い、夕月のしら/″\とあるプラツトフオームへ下りた一人旅の旅客が、恍惚とした顏をして訪ねた時、立會せた驛員は、……恁う答へた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
』と呟いた英國の古風な紳士は甲板から自分の船室へ逃げ込まんとて昇降口から眞逆に滑落ちて腰を※かした、偶然にも船の惡魔が御自分に祟つたものであらうか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
前檣と後檣との間を四五|回も往復する内に其惡感も次第/\に薄らいで來たので、最早船室に歸つて睡眠せんと、歩む足は今や昇降口を一|段降つた時、私は不意に一|種異樣の響を聽いた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
放課後の昇降口には、部活動に向かう生徒たちの活気ある声が響いている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「昇降口で待ってるね」と約束して、彼女は教室を後にした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
冬の朝、昇降口の冷たい空気に触れると、身が引き締まる思いがする。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview