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駆ける出す

かけるだす
動詞
1
標準
文例 · 用例
マリは賛沢品の商品窓を感ずると突然競馬馬のように駈けだすのであった。
吉行エイスケ スポールティフな娼婦 青空文庫
佐伯は思わずヒーヒーと乾いた泣き声を出し、やっとその池の傍の小径を通り抜けると、原っぱのなかを駈けだす。
織田作之助 青空文庫
中には多寡をくくって、着のみ着のままでひやかし半分に駈けだすのもあった。
岡本綺堂 青空文庫
彼は靴のひもを結びなおし、腰のバンドをしらべ、帽子を眉深にかぶり直し、万が一にも手ぬかりのないように、いざといったらすぐに駈けだすことのできるように用意していた。
平林初之輔 頭と足 青空文庫
そこで駈けだすようにして、車夫に教わったその横町へ入ると、なるほど山本屋という軒行灯が目に入った。
小栗風葉 世間師 青空文庫
一人ならば、身体に火熱を覚えるほど大股に駈けだすだろう。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
畜生め、葛西領の火事に浅草の兄イが駈けだすなんざアいい図でおす」 なかにひとり物識りぶったのが、「一犬虚に吠えて万犬実を伝うといってナ、小梅あたりの半鐘が本所から川を越えてこの駒形へと、順にうつって来たものとみえやす」「あっしゃア渋江なんてえところがこのにっぽんにあることを、今朝はじめて知りやした。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
」 店の前まで来たときに、花川戸の鼻緒問屋の主人|下田長造は遽てて駈けだす三男の素六を認めたので、イキナリ声をかけたのだった。
海野十三 空襲葬送曲 青空文庫
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