結び状
むすびじょう
名詞
標準
knotted letter
文例 · 用例
「ムクや、手前は良い犬だ、どこを尋ねても手前のような良い犬はねえけれど、やっぱり犬は犬だ、外を守ることはできても、内を守ることができねえんだな」と言いながらムクの面を見ていた時に、ふと気がつけば、その首に糸が巻いてあって、糸の下には結び状が附けてあるのを認めました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「おや」と米友はその結び状に眼をつけました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
してみればムクは食事の催促にここへ来たのではなく、この結び状を届けるためにここへ来たものとしか思われません。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「誰だろう、誰がこんなことをしたんだろうな」と言って米友は不審の眉を寄せながら、ムクの首からその糸を外して結び状を取り上げました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その不安を解決するには恰好なこの結び状、兵馬は少しく身を起き上らせて、直ちに結び状の結び目を解きました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇のワンシーンで、密書が結び状にされて密かに手渡される様子を見た。
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文をわざわざ結び状にするなんて、昔の人は想いを伝えるのにも粋な工夫を凝らしていたんだね。
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蔵の奥に眠っていた古い葛籠から、墨の色も褪せた結び状が見つかった。
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