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無理無体

むりむたい
形容動詞名詞
1
標準
by force
文例 · 用例
お前達二人がこれほどの語らいとは知らずに、無理無体に勧めて嫁にやったは悪かった。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
まだ荒壁が塗りかけになって建て具も張ってない家に無理無体に家財を持ち込んで、座敷のまん中に築いた夜具や箪笥の胸壁の中で飯を食っている若夫婦が目についたりした。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
これには彼等もほと/\持余したが、まへに云ふような事情であるから、彼等は自分たちの責任上、無理無体にも彼女を連れ出さなければならなかつた。
岡本綺堂 梟娘の話 青空文庫
見るとこの始末で、黒ん坊はほの暗い夕闇のうちに火のような目をひからせながら、無理無体に娘を引っかかえて行こうとする。
岡本綺堂 くろん坊 青空文庫
それを知って、善昌もいい加減にあしらっているので、お国はますます焦れ込んで、何がなしに善昌を困らせてやろうと思って、祈祷の中日の前夜に押し掛けて行って、大事の弁天様を無理無体にかつぎ出してしまったのです。
蝶合戦 半七捕物帳 青空文庫
窘められて、相手はいよいよ困ったらしく、結局は金ずくで内済にしたいようなことまで云い出したが、半七はどうしても肯かないで、とうとう彼等二人を再び駕籠にのせて、無理無体に近所の自身番へ引き摺って行った。
あま酒売 半七捕物帳 青空文庫
もう旦那と相談するひまも無しに、おとわは目ぼしい品物や有り金をかきあつめて、無理無体に万吉に引き摺られて、心にもない道行をきめたんです。
海坊主 半七捕物帳 青空文庫
竹簀橋まで逃げて来て、そこらの民家へ駈け込むと、男もつづいて追い込んで、僧を捉えて無理無体に引き摺って行こうとして、どうしても放さなかった。
録異記 中国怪奇小説集 青空文庫
作例 · 標準
彼は無理無体な手段で、会社の株を買い占めようとした。
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過去の政権は、無理無体に国民を従わせようとした時期があった。
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親が子供に無理無体に結婚を迫るのは、時代遅れだ。
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