村政
そんせい
名詞
標準
文例 · 用例
それのみならず、既に紅絵時代においてさえ奥村政信や鳥居清満などによって画かれていることを思えば、いかに特殊の価値をもっているかがわかる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
弥太郎が村長をしたときには忠一は助役を勤め、鷺町が町とは名のみでまだ村政だったのを二人は協力して町政に引上げた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
近まわりの村々を刑事がまわって、行動の疑わしい者や、変った出来事を一々調べ上げたが、元来、朴実な人間たちと、平和な村政で固まっている村々には、二三羽の鶏の紛失や、一尺か二尺の地境の喧嘩が問題になっている位のことで、前科者らしい者は勿論、素行の疑わしい者すら居なかった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
」 そうも考えられたが、村政上のことで村人の仇敵になっているJ氏だったので思わぬとばっちりが私にも降りかかったのであろう、と思われるだけだった。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
」 さうも考へられたが、村政上のことで村人の仇敵になつてゐるJ氏だつたので思はぬ飛ちりが私にも降りかゝつたのであらう、と思はれるだけだつた。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
享保のころ、べに絵の筆をとって一流を樹てていたのが名工|奥村政信。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
魁車は、此後数年東京にゐるのだが、東上の理由には、直接には幼い恋愛問題と、中村政治郎(後、福助三代目梅玉)に対する位置問題とがあつたのだと言ふが、其決心を促した動機には、延二郎東京上りの刺戟があつたに違ひない。
— 折口信夫 『実川延若讃』 青空文庫
最近の内閣の農村政策から云えば、農村は自力更生すべきであろう。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫