端本
はほん
名詞
標準
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文例 · 用例
其に、あゝ、何とかの端本か、と部屋頭が本の名を存じて居りますから、中の歌も、此から引出しましたのでは、先刻承知とやらでござりませう。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
其に、あゝ、何とかの端本か、と部屋頭が本の名を存じて居りますから、中の歌も此から引出しましたのでは先刻承知とやらでござりませう。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
「端本になりましたけれど、五六冊ございましたよ。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
父は珍らしい學問好で、用のない冬の晩などは、字が見えぬ程煤びきつて、表紙の襤褸になつた孝經やら十八史略の端本やらを持つて、茶話ながら高島先生に教はりに行く事などもあつたものだ。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
父は珍らしい学問好で、用のない冬の晩などは、字が見えぬ程煤びきつて、表紙の襤褸になつた孝経やら十八史略の端本やらを持つて、茶話ながらに高島先生に教はりに行く事などもあつたものだ。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
良いもの、纏ったものは皆東京にうつされ此方に遺っているのは、ちぐはぐな叢書の端本、一寸した単行本等に過ない筈である。
— 宮本百合子 『蠹魚』 青空文庫
その最初の蒐集の中に、今再び埃の下から現れた赤いクロースの『太陽』だの『美奈和集』だの、もうどこかへ行って跡かたもない黒背皮の『白縫物語』だの『西鶴全集』の端本だのがあった。
— 宮本百合子 『本棚』 青空文庫
それは端本であつたやうだが、そんな本がまだほかにあるならば見たいと思ふけれど、誰に聞いても持つて居る人がないのは遺憾である。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
古書店で、シリーズ全巻のうちの端本をいくつか見つけた。
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雑誌の端本を集めて、完全なコレクションを完成させた。
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この本は、セット売りの一部だが、端本として販売されている。
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