点水
てんすい
名詞
標準
water jug
文例 · 用例
錆色の帆が一点水平線の上にじっとしていた。
— 横光利一 『御身』 青空文庫
私は海の上に島を眺めていたことがないから一日のうち、時間と雲の工合によって遠くの大島が模糊と水色に横わって居たり、急に夕日で紫色に浮立って見ているうちに、右手のところに断崖があらわれ、やがて島の埠頭らしいところが一点水際でキラキラ光り出したりする光景のうつりかわりが面白い。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
天井の高い、うすら寒く廣々とした座敷の中に屏風を囲って、四方から詰め寄せる真っ黒な夜の闇を燈心の灯で防ぎながら、その、ぽつりと一点水に油を滴らしたような纔かな明りの圏の裡に、此の三人が朦朧とすわっているのである。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
作例 · 標準
茶室に用意された点水は、清らかな水で満たされていた。
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先生が丁寧に点水から茶碗にお湯を注ぐ。
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彼は茶道の稽古で、点水の扱い方を何度も練習した。
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