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誰人

たれびと
代名詞
1
標準
whichever person (indefinite pronoun)
文例 · 用例
扨、現代が芸術にとつて、好都合な時代でないといふことは、漠然と乍ら、既に誰人の胸にも抱懐されてゐる所である。
中原中也 詩と現代 青空文庫
誰人かによき考案を望む。
――何人か良案はないか?―― 風と裾 青空文庫
それを通り越して来たものは人力の如何ともすべからざること、人力以上のもののあること、それらを体験的に弁えた人であるが故に、我執も除かれ、万事、実相に明らかな眼で誰人とも応酬出来る。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
』と悲憤の腕を扼すと、夫人の淋しき顏は私に向つた、沈んだ聲で『いえ、誰人も命の助かりたいのは同じ事でせう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
輕氣球の上では、忽ち吾等の所在を見出したと見へ、搖藍の中から誰人かの半身が現はれて、白い手巾が、右と、左にフーラ/\と動いた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
兵曹と私とは、恭しく敬禮を施しつゝ、ふと、其人の顏を眺めたが、あゝ、此艦長の眼元――其口元――私が甞て記臆せし、誰人かの懷かしい顏に、よくも/\似て居る事と思つたが、咄嗟の急には思ひ浮ばなかつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
先刻一目見て直ぐ誰人かに似て居ると想つたのは其筈よ、誰あらう、此日の出艦長こそ、春枝夫人の令兄、日出雄少年の叔父君なる松島海軍大佐であつたのかと。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
此点に於て誰人が判官の峻刻と無情とを怨むべきぞ。
平出修 逆徒 青空文庫
作例 · 標準
誰人であろうと、この秘密を知る者はいない。
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誰人がこの難題を解決できるだろうか。
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困っている人がいれば、誰人にも手を差し伸べるのが彼の信条だ。
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