粋な人
すいなひと
名詞
標準
man of well-cultivated tastes
文例 · 用例
それが純粋な人間性だ、と僕も、かつては思っていた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
それが純粋な人間性だ、と僕も、かつては思つてゐた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
刀を引ったくったのは平井さんでなく、連れのお武家の方でしたが、年頃は二十一、二で小粋な人柄でした。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
一六四四年、オランダで出版された『ヒポリツス・レジヴィヴス』てふ詩は、手苛く婦女を攻撃したものだが、発端に作者自ら理論上女ほど厭な者はない、しかし実行上好きで好きで神と仰ぐと断わって居るは、最粋な人だ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
なぜならば、かくばかり純粋な人の心の趨向がなかったならば、社会政策も温情主義も人間の心には起こりえなかったであろうから。
— 有島武郎 『広津氏に答う』 青空文庫
照子の前で、くだらない虚勢を示す為に出放題なことを捏造して、如何にも自分は粋な人間であるかのやうに思はせてゐるにも係はらず、事実は山村の爪先にも及ばぬ幼稚な態で、然も山村は照子から私のことを聞いて、私が何か山村に秘密なことでもしてゐるかのやうに憤慨してゐるのを思ふと、私はもう滑稽でならなかつた。
— 牧野信一 『妄想患者』 青空文庫
御新造さんというのは二十八九か三十ぐらいの粋な人で、以前は日本橋とかで芸妓をしていたとかいう噂でした。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
「あの乳母さん、小粋な人だが、色男でもあるのかね」と、半七は冗談らしく訊いた。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は流行に流されず、自分なりの美学を持って生きている本当に粋な人だ。
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誕生日にさりげなくバラの花を一輪贈ってくれるような、粋な人に憧れる。
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居酒屋で隣り合わせたおじいさんが、江戸っ子らしい話し方をする粋な人だった。
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