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賃餅

ちんもち
名詞
1
標準
rice cakes made after the customer has paid for them
文例 · 用例
賃餅の張り札や、カンテラの油煙を立てて乾鮭を商っている大道店などが目についた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
なぜかというと、この餅は餅米のツブだらけで、粗製乱造の賃餅だ。
坂口安吾 餅のタタリ 青空文庫
賃餅の予約と新兵衛餅 新宿に移って二年目、現在の場所を手に入れた私は、裏の空地に製造場も出来たので、これまではパン一式であったが、ここで一つ日本菓子の製造を始めようと思い立った。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
で、何とか一工夫して中村屋の新たに製造して売り出す日本菓子は、特に材料を精選した優良品であるということを、お得意に知ってもらわなくてはならぬと思い、そこで思いついたのが歳末の賃餅であった。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
これならばたしかに天下一品、こういう餅を賃餅にして売り出したら、君の思いつきはたしかに成功するであろう』 といって、その新兵衛餅について教えてくれた。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
賃餅開始の苦心 ところで、私が売上げ高の平均、すなわち如何にして製造販売の全能力を発揮するかに苦心した一例を挙げると、それには、賃餅引受開始の苦心談がある。
相馬愛蔵 私の小売商道 青空文庫
賃餅とは、説明するまでもない東京の一風習であって、年末に各家庭がその必要な正月の餅を仕事師なり、米屋なり、また菓子屋なりに頼み、いつ幾日に何斗何升の餅を拵え上げてくれというのを指すのであって、どこの賃餅屋でも一時に注文が殺到して、なかなかその間に繁閑の平均や製造能率の全力を最し得ないものである。
相馬愛蔵 私の小売商道 青空文庫
そうして、五年前に菓子屋として最も早く賃餅予約引受けを開始したのは私の店で、しかもそれには非常なる労力平均が伴ったものであった。
相馬愛蔵 私の小売商道 青空文庫
作例 · 標準
年末になると、近所のお米屋さんは賃餅の予約で目の回るような忙しさだ。
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おばあちゃんから貰った賃餅は、市販のものよりコシがあって本当に美味しい。
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賃餅を頼むために、自分で丹精込めて育てたもち米を持って農協の加工所へ向かった。
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