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燃え残る

もえのこる
動詞
1
標準
文例 · 用例
見咎められて捕われては大変ゆえ余は直ぐに燃え残る燐燧を吹き消し、遽てて背後を向いて見たが、狭い彼の入口から手燭を持って、医学士と其の後に婆が続いて入り来るのであった。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
――燃え残る思ひがあるとすれば、由子のみれんばかりではないか。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
暮色は四方をこめて、燃え残る薪があちこちに煙をあげております。
火遁の術 銭形平次捕物控 青空文庫
「あ、灯が尽きた」 山浦丈太郎は、燃え残る懐中蝋燭を捨てました。
野村胡堂 大江戸黄金狂 青空文庫
山はいかつく、原はやさしく、抜戸や穂高の滝谷にはまだ残雪が光り、槍、奥穂などが池水に影をひたすのも妙で、とくに夕陽に映える大槍が、小やりもろ共、池水をも沸かさんばかり燃え残るところなど、不思議な美しさである。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
燃え残る(もえのこる) — 幻辞.com