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御苦労

ごくろう
名詞
1
標準
文例 · 用例
その部屋には、祖母と私の床があつたのであるが、私が部屋に這入ると、祖母は目を覚まし、『おお/\御苦労だつた』と云つた。
中原中也 亡弟 青空文庫
」と雌の烏は落ちついて、「ずいぶんいままで、御苦労をなさいましたそうですからね。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
もっと、直治に、よくしてやればよかった」 直治は高等学校にはいった頃から、いやに文学にこって、ほとんど不良少年みたいな生活をはじめて、どれだけお母さまに御苦労をかけたか、わからないのだ。
太宰治 斜陽 青空文庫
材木から降りて、髪を撫でつけていたら、また、こつこつと靴の音が聞えて来て、「やあ、きょうは御苦労さまでした。
太宰治 斜陽 青空文庫
しばらくして、窓の外に向い、「源さん、御苦労さまやなあ。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
」 僕は、竹さんの「御苦労さまやなあ」という声の響きに唸るほど、感心していた。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
どうも、きょうは、御苦労さまでした。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
私の実感を以て言うならば、およそ二十の長篇小説を書き上げるくらいの御苦労をおかけしたのである。
太宰治 帰去来 青空文庫