無雪
むせつ
名詞
標準
disappearance of snow (i.e. due to melting)
文例 · 用例
梅花 方秋崖有梅無雪不精神有雪無詩俗了人薄暮詩成天又雪與梅併作十分春(雪字三、梅、詩、有、無の四字は各※二)(梅あるも雪なくんば精神ならず、雪あるも詩なくんば人を俗了す。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
總角より教外の旨をあきらめ給ひて、常に身を雲水にまかせ給ふ…… 殆ど暗誦した雨月物語の青頭巾の全章を、雪にむせつゝ高らかに朗讀した。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
球も鞠も分らない癖に、ご馳走を取込むせつは相競って、両選手、両選手というんですから。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
――そして、人形と滝尾の姿を想像してゐると、雪江は急にむせつぽいやうな目眩しさを覚へた。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
煙にまかれて、けむたくてむせつぽくて、とてもたまらなくなりました。
— 豊島与志雄 『エミリアンの旅』 青空文庫
魚臭のむせつける港で、そのころ薄幸な女と知つた。
— 坂口安吾 『Pierre Philosophale』 青空文庫
うるほひと光沢と陰の深い森であり、草原であり、流れであり、むせつける匂ひにみちた花園であり、夜のうるんだ庭園だつた。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
五|勺のますと石油をくむ杓があって、男はその杓を青く揺れる液体の中に差し込むせつな、七つ八つの少年が、熱心にかんの中をのぞいて、その強烈な香気をかいでいるのでした。
— 小川未明 『火を点ず』 青空文庫
作例 · 標準
今年の冬は暖冬で、一月だというのにすっかり無雪の状態が続いている。
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雪解けが進み、黒々とした地面が露出した無雪の野原に春の訪れを感じた。
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無雪期を狙って登山を計画したが、頂上付近にはまだ根雪が残っていた。
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標準
lack of snow (i.e. snow not falling)
作例 · 標準
例年なら豪雪に見舞われる地方だが、今シーズンは珍しく無雪の冬となった。
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スキー場にとって、書き入れ時の無雪は営業に関わる深刻な問題だ。
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無雪の正月なんて味気ないと、北国育ちの祖父が寂しそうに呟いた。
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