軍用船
ぐんようせん
名詞
標準
文例 · 用例
そうして、さらにさらに大きなかげで包んでしまうのは、いつのまにか軍用船となって、どこの海を走っているかさえ分からぬ大吉たちの父親のことである。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
軍用船は単独で出発した。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
何を持って来たかというと、ヨウカンとか黒糖などの甘味品だ」 南下中の列車や軍用船で、いろいろ南方の話題が出る。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
生れつきですかな」 軍用船から汽車で大同に着く間、加納は無意識裡に、というより何か心がかりで、ちらちらと城介の動きに注意していた。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
背嚢を背負って汗びっしょりの兵隊の列が、ほかの埠頭から軍用船に乗り込んでいて、何やら不気味なあわただしさがあった。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫