サンチマン
サンチマン
名詞
標準
sentiment
文例 · 用例
眉毛の長い七十の翁の温藉なあの表情はそれまでの長い間の藝術的生活が刻んだものだと思ふ毎に一種のサンチマンタアルな情操の動くのを感ずるのであつた。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
」「それがサンチマンタルなのだよ」と云いながら、綾小路は葉巻を取った。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
裸形のまま夢中で風呂屋を飛び出して、風呂屋の前で異様な男女のハダカダンスを一踊りして、それでもまた羞恥(ダダはシウチで一杯だ)に引き戻されて、慌てて衣物を取り出してK町のとある路地の突き当りにある自分の巣まで飛びかえってくるまでの間には、久しぶりながらクラシックサンチマンに襲われて閉口した。
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
是は当時のサンチマンタリスムに影響せられた作に過ぎない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
妙にサンチマンタルになって居なすったので、少し気の毒だった。
— 一九一七年(大正六年) 『日記』 青空文庫
支配しているはずのものが支配されはじめるというこの危機に現われたのが、趣味(グストゥ)才知(ウィット)勘(サンチマン)優雅(グラチエ)などという言葉である。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
枕上コレツト・ウヰリイの小説レトレート、サンチマンタルを繙読して覚えず暁に至る。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時の海岸線を歩いていると、何とも言えないサンチマンな気分に浸ってしまう。
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彼の書く小説には、都会の孤独を描いた独特のサンチマンが漂っている。
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古いアルバムを開くたび、若かりし頃のサンチマンな記憶が胸に込み上げてくる。
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