志す
こころざす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞頻度ランク #25251 · 青空 1074 例
標準
to plan
文例 · 用例
とまれ芸術といふものは、意志することではなく、意志されて来ることでなければなるまいからだ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
人々は芭蕉について、一茶について、こうした抒情詩の本体を知り、その叙景的な俳句を通して、芭蕉や一茶の悩みを感じ、彼らの訴えようとしている人生から、主観の意志する「詩」を掴んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これに反して、進歩的インタナショナルの人々は、外国文化を出来るだけ忠実に、原作の通りに翻訳しようと意志するのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
結果に於て見れば、両方共に、所詮は翻案化するに過ぎないのだが、翻訳者としての良心では、勿論後者の意志する方が正しいのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
久遠に輪※を斷絶するもああかの荒寥たる平野の中日月我れを投げうつて去り意志するものを亡び盡せり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
眼前の小利害にのみ齷齪せず、真に殖産工業の発達を計り、世界の進歩に後れぬようにしようと志す人は、もう少し基礎的科学の研究を重んじ、またこれを応用しようという場合には、少し気を永くしてあまりに急な成効を期待しないようにしなければならぬと思われる。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
しかし、この個人的な経験はおそらく一般的には応用が利かないであろうし、ましてや、科学の神殿を守る祭祀の司になろうと志す人、また科学の階段を登って栄達と権勢の花の山に遊ぼうと望む人達にはあまり参考になりそうに思われないのである。
— 寺田寅彦 『科学に志す人へ』 青空文庫
汽車は志す人をのせて、陸奥をさして下り行く――早や暮れかゝる日暮里のあたり、森の下闇に、遅桜の散るかと見たのは、夕靄の空が葉に刻まれてちら/\と映るのであつた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫