雄風
ゆうふう
名詞
標準
strong breeze
文例 · 用例
艇尾には色淺黒く、虎髯を海風に吹かせたる雄風堂々たる海軍大尉あり、舵柄を握れる身を延して、『やゝ、貴下等も日本人ではないか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
而して燕王の豪傑の心を攬る所以のもの、実に王の此の勇往|邁進、艱危を冒して肯て避けざるの雄風にあらずんばあらざる也。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
(明治卅六年作、橘曙覧小伝)この英雄風な最期の記述せられてゐる日は、京都では、既に東京行幸の為の訓諭が出るまでに、新代の光りが照りわたつてゐた。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
鵜殿は兄貴が経営してゐる雄風館書房の店の方に寝泊りしてゐたのである。
— 坂口安吾 『市井閑談』 青空文庫
君は維新のおん帝、御十七の若帝、御束帯に御冠、御板輿に打乗らせ、天下取ったる公卿将卒に前後左右を護らして、錦の御旗を五十三|駅の雄風に翻へし、東下りを果し玉ひぬ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
躯幹長大色白く、凜々たる雄風しかも美男、水色縮緬の緋鯉の刺繍、寛活伊達の衣裳を着、髪は撥髪、金魚額、蝋鞘の長物落し差し洵に立派な風采であった。
— 国枝史郎 『二人町奴』 青空文庫
雄風|辺りを払うばかり、まことに堂々と立派であったが、やはり扮装からいう時は、あまり綺麗だとは云われなかった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
雄風凜々として、鬨の声を上げんばかりの張り切りようです。
— 橘外男 『墓が呼んでいる』 青空文庫
作例 · 標準
山頂では雄風が吹き荒れ、帽子が飛ばされそうになった。
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海から雄風が吹き込み、夏の暑さを和らげてくれた。
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彼の言葉には、雄風のような力強さがあった。
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