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特立

とくりつ
名詞動詞-サ変
1
標準
prominence
文例 · 用例
しかしながら山岳の雪は、ただその美観によって研究される価値あるばかりでなく、造山力を有する動作から言っても、雪それ自身の特立した状態から言っても、また生物を保護する恩恵から言っても、興味があるから、以下にこれを説く事にする。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
何にせよ二千年も棄てゝ置かれた舊籍で爛脱訛舛が多いのみならず、孔老の道、莊列の書、管晏の説とも異なる墨子は墨子だけの特立の學であるから、其の理路を考へるにも沈涵の日數を累ねなければならぬので、今でも明白に讀み得ぬところが殘されてゐる。
幸田露伴 墨子 青空文庫
三部中の「事」の部として特立してゐるものと云つても宜い。
幸田露伴 墨子 青空文庫
吾妻川の渓は狭く前に展けて、特立した岩山が面白い形をして其所に聳えて居た。
田山録弥 草津から伊香保まで 青空文庫
泰西国民精神の変還 泰西の政学者はみな揚言していわく、近時の政治はすなわち国民的政治なりと、この語簡なりといえどもその旨や遠しと言うべし、いわゆる国民的政治とは外に対して国民的特立および内に向かって国民的統一を意味するものなり。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
この論派がついに勝利を占めて欧州諸国は互いにその特立を全うし、ドイツおよびイタリアのごときは当時非常の屈辱に遭いしにもかかわらず、今日は世界強国の中に算入せらる、これ一に国民的精神の発達に因らずんばあらず。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
政事における国民論派の大要 国民的政治〔ナショナル・ポリチック〕とは外に対して国民の特立を意味し、しかして内においては国民の統一を意味す。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
〔第三〕国民論派は社会百般の事物についてのごとく、政治法律の上についても国民的特立を必要の条件となす。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
作例 · 標準
彼は周囲の意見に流されることなく、独自の哲学を持って特立している。
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その古塔は周囲の近代的なビル群の中で、異彩を放って特立していた。
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学界において特立した地位を築いた教授の講義には、全国から学生が集まる。
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