横線
おうせん異読 よこせん
名詞
標準
horizontal line
文例 · 用例
この棒に幾筋も横線を刻んで棒の側面を区分しておいてそれからその一区分ごとに色々な簡単な通信文を書く。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
一より九に至るの数を九格正方内に一つずつ置いて、縦線、横線、対角線、どう数えても十五になる。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
一より十六を正方格内に置いて縦線、横線、対角線、各隅、随処四方角、皆三十四になる。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
「さア、來給へ」と、義雄に促され、村松は白玉を右のコシンに添ふて赤の横線に並ぶまで出し、向ふの白の半面へねらひを定めて突きひねつたが、見事に當らなかつた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
……体は白く、尾に一本黒の横線がある。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
殆んど横線と思はれる線の使用が少く、作品に依つては殆んど斜線ばかりで仕上げてあるほどに肩のとれた、撫で肩の作品が多い。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
第二に両手の掌中に残された横線をなす無数の怪し気な擦過傷。
— 大阪圭吉 『デパートの絞刑吏』 青空文庫
薄明りのころの横浜は遠い沖が瑠璃色に傾き、船の赤い横線が首環のように水面に眼立って来る。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫