上家
かみチャ異読 カミチャ
名詞
標準
left-hand opponent
文例 · 用例
蝶ちゃんのおとうさんは、うちのまわりの者から頼まれて、おやじのその商売の昇華を引卸すに相当骨を折ったものだ」 これ等がすでに清太郎の父の上に現れた池上家の人間の現実遊離の浮游性であった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
半月ほど経って再び嘉六が来て池上家の重立った人々の意見を代表して、あらためて池上とわたくしに向って相談を開始しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そして一週間の後を期し、わたくしは一先ず母の家へ戻り、池上家から公然認められた花嫁候補として、いよ/\清太郎との結婚の具体的な交渉に移ることに相談が纏まりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
嘉六の報告のあった翌日、池上家から公式に結婚解消の挨拶がありまして、二番番頭が揉手をしながら「この度は、何とも、はや」と悔みのようなことを言って絹一匹金一封を添えたものを置いて帰りました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
青年は下町にある自宅が大家族でうるさいので、勉強の都合上家を出て、下宿から学校に通っているのだそうである。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
芝居の方でも小坂部といえば、尾上家に取っては家の芸として知られている。
— 岡本綺堂 『小坂部伝説』 青空文庫
尾上家でそれを家の芸としているのいうのは、かの尾上松緑から始まったのであるが、一体それはどういう狂言であるか判っていない。
— 岡本綺堂 『小坂部伝説』 青空文庫
お光さんは器量もよし気質も優しいし、家に田地もだいぶあるし、その上家と家との今までの関係もあることだから、そうしたら双方ともつごうがよいだろうと書いて、そのあとへ但し書がつけてある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
上家が欲しそうな牌をあえて絞って、相手のペースを乱す作戦に出た。
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「よっしゃ、上家から出た牌でロン!」と、彼は得意げに牌を倒した。
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初心者の上家が予想外の打ち方をするので、こちらの戦略が狂いっぱなしだ。
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上家の捨て牌が偏っているのを見て、染め手を狙っているのではないかと警戒した。
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