童僕
どうぼく
名詞
標準
young male servant
文例 · 用例
爾来彼童僕となって田作す、そのうち主人小豆|蒔くとて、童をして壺より取り出さしむると、自分の髪を見附け、最重き小豆一荷持って主人に詣り、告別し去った、この童はブフット鬼だったという。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
われ/\と老人のほかには、戸口に離れて立つてゐるこの家の童僕しかゐない。
— 犬養健 『南京六月祭』 青空文庫
唄音風ニ順ツテ碧波ニ入ルニ逢ヒ、蛤聞熏ノ力ニ因ツテ海浪ニ激揚セラレテ自ラ天王寺ノ西ノ浜畔ニ着キタルトキ、童僕戯レニ抛ツテ天王寺堂前ノ床ニ置キタルニ、(註、大阪の天王寺が昔いかに海に近かったかということが、此の記事に依って想像される。
— 谷崎潤一郎 『覚海上人天狗になる事』 青空文庫
水を汲み、使いに走る童僕までがそれを習うようにいたって、この古館は何か、燦然たる和楽につつまれているかのように、他人からも羨ましく見えるのであった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
将門は、またつかまると、座を抜けられない気がしたので、「今のうちに、国庁まで行って来るぞ」 と、梨丸と子春丸の、童僕ふたりに、馬の口を把らせ、数日前の事件もあるので、ほかに郎党十人ほど、後ろに連れ、国司の庁へ、出向いて行った。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
――第一に、道中では一切酒を断つこと、第二には、わしの童僕となって何事もハイハイと服従すること。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
おまえさんの供の童僕めが、わしんとこの若い衆をぶン撲って血ヘドを吐かせた」 という騒ぎ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
して供の黒ンぼは」「これは、李童と申す、唖の童僕で」「唖か。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
昔の貴族の屋敷には、身の回りの世話をする童僕がいた。
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その童僕が、屋敷の主人に手紙を届けた。
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彼は幼い頃から童僕として仕え、多くのことを学んだ。
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