来仏
らいふつ
名詞
標準
文例 · 用例
それで大儀ながらわたしの家へ往って、以来仏事供養は、無用にしてもらうよう伝えてもらいたい」 西応房の猟師は女の詞を疑わなかった。
— 田中貢太郎 『女仙』 青空文庫
本尊の如来仏が唯さびしさうに深い塵埃の中に埋められたやうにして端坐してゐるばかりなのをかれは見た。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
この風雨の凄じい音の中に、この洪水のやうになつた大破した堂宇の中に、本尊の如来仏は寂然として手を合せて立つてゐられるのである。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
昔のさびしい荒れた中に寂然として端坐してゐた如来仏の面影は段々見ることが出来なくなつた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
元来仏教は、キリスト教のごとく、神は一つだという一神論に立っている宗教ではなくて、無量無数の仏陀の存在を主張する、汎神論に立脚しているのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
(一切衆生悉有仏性)いや「衆生本来仏なり」で、素質があるのみならず、皆仏であるのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
唯元来仏蘭西人と云ふやつは税を出したがらない国民だから、内閣はいつも倒れるがね。
— 芥川龍之介 『歯車』 青空文庫
カイヨオ夫人の話、蟹料理の話、御外遊中の或殿下の話、……「仏蘭西は存外困ってはいないよ、唯元来仏蘭西人と云うやつは税を出したがらない国民だから、内閣はいつも倒れるがね。
— 芥川竜之介 『歯車』 青空文庫