片状
へんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
また、灰をあちこちの床から集めてみたが、暗色で薄片状、これはトリチノポリの灰にのみ表れるものだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
今までの所見では、岩の片状の構造が不明瞭なので、恰も花崗岩のように見えた、それで花崗片麻岩なる文字を用いることにした。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
第31図(第9図版)に示すものは無定形の一種で氷片状をなしているものの例である。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
その時にはまた、短い直線状の火花も精細な写真観測をすると、点線状または裂片状の構造を有していることに興味を持たれ、それを追究されたのであった。
— 中谷宇吉郎 『指導者としての寺田先生』 青空文庫
堅硬至極な片状の花崗岩壁も、卵豆腐のようにすくい取られたり、型で打ち抜いたかと思うほどの、釜状の大穴を穿たれたりしている。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫