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左顧右眄

さこうべん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
looking right and left or all about
文例 · 用例
だが、すでにこの道に入った以上、左顧右眄すべきではない。
岡本かの子 巴里のむす子へ 青空文庫
その隙間は氏が熱情的な理想家のやうに見え乍ら、その底に於ては理智が働き過ぎるといふ結果から、周圍に對してどうしても左顧右眄せずには居られないといふところがあるかも知れません。
南部修太郎 三作家に就ての感想 青空文庫
一体女は何事によらず決心するまでには気の毒な程迷って、とつおいつする癖に、既に決心したとなると、男のように左顧右眄しないで、〔oe&ille`res〕 を装われた馬のように、向うばかり見て猛進するものである。
森鴎外 青空文庫
伯父の一つの道への盲信を憐れむ(あるいは羨む)ことは、同時に自らの左顧右眄的な生き方を表白することになるではないか。
中島敦 斗南先生 青空文庫
決して左顧右眄しない。
田山録弥 真剣の強味 青空文庫
ぎごちない身を人々のなかにおいて、時に左顧右眄することはあつても、たじろぐ氣持はなかつた。
島木健作 生活の探求 青空文庫
ヒューマニズムとは、勇気と沈着さとで我々がおかれている現実の環境とその推移の本質を見とおし、恋愛においても、偸安に便利な条件を左顧右眄して探すのではなく、愛しうるひとを愛し抜こうとしてゆく人間の意志とその実践と、その過程に生まれてゆく新しい社会的価値の発見であると思う。
宮本百合子 若き世代への恋愛論 青空文庫
人として、自分の生活内容をあらゆる方面に伸展させて行こうとする願望と一緒に、同じ心の中から、この歩幅を縮めさせ、左顧右眄させて、終に或る処まで、見越をつけさせて仕舞うような何かの動機があるのである。
宮本百合子 概念と心其もの 青空文庫
作例 · 標準
彼は、重要な決断を下す前に、「左顧右眄」することなく、自分の信念を貫いた。
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左顧右眄」してばかりいると、チャンスを逃してしまうことがある。
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彼女は、周囲の意見に耳を傾けつつも、「左顧右眄」することなく、自分の目標に向かって進んだ。
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